年賀状で「特殊詐欺注意」 長野県松本市の4小学校 6年生制作
長野県松本市の松本警察署から本年度の「わが家のセーフティーリーダー」に委嘱された、松本市の小学校4校の6年生は、電話でお金詐欺(特殊詐欺)の被害防止を呼び掛けようと、親戚宛ての年賀状を作っている。24日は島立小学校の6年生約60人が行い、大切な人が特殊詐欺に遭わないよう願いを込めて絵や文を添えた。 同署生活安全1課の髙木漠巡査部長が発生件数の多い詐欺や、その手口などを紹介した。キャッシュカード詐欺盗の説明では児童の協力を得ながら、偽物と書かれた封筒や紙を使って実演した。「おじいちゃん、おばあちゃんの様子がいつもと違ったら声を掛けてあげてほしい」などと呼び掛けた。 児童たちは配られた年賀状に何を書くか悩みながらも、県警マスコットキャラクター「ライポくん」を描いたり、年賀状らしく「あけましておめでとう」「体に気を付けて」などの文を添えたりした。児童の1人(12)は「体にも詐欺にも気を付けてほしいと願いを込めて作った」と話していた。 地域社会や人との絆を深め、規範意識の醸成や、防犯意識の向上を図ろうと同署が作成を依頼した。
市民タイムス