味スタでテロ対処訓練、警視庁 「ソフトターゲット」狙いを想定
警視庁調布署は28日、味の素スタジアム(東京都調布市)で爆破テロを起こそうとしている人物がいると想定し約80人が参加、対処訓練を実施した。不特定多数の人が集まる場所はテロの標的になりやすく「ソフトターゲット」と呼ばれる。 訓練は2部構成。まず最寄りの京王線飛田給駅構内でナイフを持った男がいる想定で、刺股や盾で制圧する手順を確認した。続いて男の仲間が爆発物を持ってスタジアムに向かっていると見立て、連絡を受けた警備員が敷地内の広場で発見。ナイフと拳銃を持っており、警備犬などが制圧した。 宮坂信孝署長は「テロはいつ、どこであるか分からない。平素から訓練を重ねたい」と話した。