【住之江ボート・GⅠ高松宮記念】「賞金は意識しています」前田将太が年末の大舞台への道を切り開く
住之江ボートの「GⅠ第52回 高松宮記念特別競走」は3日、予選折り返しの3日目を迎える。 ◇ 態勢は整った。前田将太(36、福岡)は2日目6R、4コースからブイ際を鋭角差し。逃げた佐藤翼には届かなかったが、バックで力強く伸びて2着を確保した。 「ベースは変えていないですが、今日はペラを叩いてチルトも0度にしました。コンディションにも合わせられましたね」 白星こそまだ奪えていないが、3月の初おろしからここまで一度も優出がない60号機をしっかり合わせ、順調にリズムアップしてきた。 今年は12優出2V。数字では物足りなく感じるが3G4節に出場し、クラシック、メモリアル、ダービーで予選突破(準優5、5、3着)と大舞台で勝負強さを発揮、賞金ランク22位とグランプリ初出場も視野に入れる。 「今年は一般戦で優勝を取りこぼして反省点もあるけど、大きいところで(賞金を)取れているのでこの位置にいられている。賞金は毎年、意識しています」 年末へ向けて、さらに勢いを加速させるためにも3日目4、12Rで待望の白星奪取を狙う。(西脇和哉)