「このバッグ、ハイスペックすぎる…」究極的にマルチなビクトリノックスのバックパックに感嘆/編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.69
トラベルシーンにも活躍する充実のメイン収納!
次は、いよいよメイン収納をチェック。 メイン収納は左右にフルオープンできるタイプ。右側の気室にはスーツケースで見られるようなディバイダーもついていますから、他の荷物とは区別したいときや、人目に触れたくない荷物を入れておくのにもよさそうです。こうしたところは、製品名に「トラベル」の名が入っている理由を感じさせます。 さらに向かって左側には、メッシュポケットやゴムループなどを備えたオーガナイザーパネルを設置。しかも、バッグ本体から取り外すこともできてしまいます。PC関連グッズをまとめて出社後は丸ごとデスクの上に出しておいたり、グルーミングキットを集約させて宿泊先のバスルームにおいたり……使い方は自由自在。ユーザビリティを高めるギミックに「ビクトリノックスらしいな!」と感じます。 なお、メイン収納は毎回フルオープンしなくてはいけないわけではありません。ファスナーを途中で止めれば、中に入れた荷物がさばけることなく、必要な書類だけにアクセスが可能。ビジネスシーンでも実力を発揮してくれます。
思わず「触ってご覧なさいよ!」といいたくなるレベルの使い心地!
収納性以外にも、「いいね!」と感じるポイントがたくさんありました。 手持ちハンドルがトップとサイドの2カ所についており、ブリーフケースのように横向きにして持ち歩くことも可能です。フロントポケットやメイン収納のファスナーも横向き利用に配慮されたレイアウトなので、快適に利用できます。また、これだけ多機能ながら1.1kgと比較的軽量に仕上がっているのもすばらしい点です。 ハンドルの出来にも、実際に使ってみて感心しました。表側はレザー調で高級感を出した一方、裏側は伸縮性のある素材でスッと手に吸い付くような感触がありますし、クッションも肉厚で握り心地が最高だったからです。そばに知り合いがいれば「触ってご覧なさいよ!」と薦めたくなるほどです。 心地よさの観点では、背負い心地も非常に優秀でした。ショルダーハーネスには肩や首へのあたりを和らげる材質が使われていますし、なんといってもバックパネルが超肉厚。これも思わず「背負ってご覧なさいよ!」といいたくなるレベルでした。 トラベルシーンを想定し、スーツケースにセットアップするためのキャリーバー通しも用意。旅行や出張に便利です。 さらには、セキュリティ面まで配慮しているから驚きです。本体右側面の小型ポケット内にダイヤル式ロックが格納されており、メイン収納を開閉するダブルファスナー に輪を通しておけば、他人が勝手に開けられなくなるという仕掛け。このダイヤル式ロックはストラップで本体とつながっていますから、テーブルの足にくくりつければ置き引き防止にも役立つでしょう。ここまで準備してくれるなんて、他のバッグとの違いを感じますよね。
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