22、23日に都内で大規模な交通規制 「即位の礼」儀式に伴い
天皇陛下の即位を国内外に披露する「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」が22日に執り行われるのに合わせ、警視庁は22日と23日の両日、東京都内の首都高速道路と皇居周辺などの一般道で大規模な交通規制を行います。 【動画】新天皇陛下が初のお言葉「象徴としての責務果たす」
首都高は都心環状線などが通行止めに
これは「即位の礼」の関連儀式に参列するために来日する多数の海外要人が安全で円滑に都内を移動するための措置です。 首都高では、主に中央環状線より内側の大部分の区間が通行止めとなります。対象路線は、都心環状線や八重洲線、2号目黒線、3号渋谷線、4号新宿線、5号池袋線、11号台場線などです。 通行止めとなる期間は、22日午前10時ごろから23日午前0時ごろまでと、23日正午ごろから午後11時ごろまで。ただし規制の範囲や時間は、状況によって変更される場合があります。
一般道は皇居周辺や霞が関、赤坂見附などで一時規制
一般道では、上記の首都高の出入り口(ランプ)付近と皇居周辺など7つのエリアで交通規制が行われます。
皇居東側(大手町や丸の内、日比谷など)と皇居西側(霞が関や永田町、及び赤坂見附や麹町など)のエリアでは、22日午前10時ごろから23日午前0時ごろまでと、23日午後4時30分ごろ(一部は午後4時ごろ)から午後11時30分ごろまでの間、一時的に車両通行止めとなります。 首都高の出入り口に関しては、芝公園ランプ周辺や恵比寿付近など天現寺ランプ周辺、六本木通りの高樹町ランプ周辺、渋谷駅西側の渋谷ランプ周辺、都庁付近の新宿ランプ周辺、早稲田ランプ周辺、護国寺ランプ周辺、台場ランプ周辺の一般道を対象に、22日午前10時ごろから午後3時ごろまでと、午後6時ごろから23日午前0時ごろまで、そして23日午後4時30分ごろから午後11時30分ごろまでの間、一時的に車両通行止めとなります。これらの交通規制は断続的に行われ、規制内容が変更される場合があります。 また、22日・23日の前後の期間でも、海外要人の都内移動のために一時的な交通規制が敷かれる可能性があります。
22日に「正殿の儀」、23日には「首相主催の晩餐会」
即位の礼の関連儀式では、22日に皇居で即位礼正殿の儀が行われ、200近くの国の元首・祝賀使節が参列する見込みです。このほか、天皇陛下即位を披露する祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が皇居・宮殿で22日、25日、29日、31日に、安倍晋三首相夫妻が主催する晩餐会が23日夕に都内で開かれることになっています。 なお22日に予定されていたパレード「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」は、台風19号の被災地への配慮から11月10日の日曜日に延期されましたが、22日は祝日のままです。 (取材・文:具志堅浩二)