<攻める・22センバツ倉敷工>選手紹介/9 大原拓也外野手/堀内蓮生外野手 /岡山
◇投手もこなす強肩自慢 大原拓也(おおはら・たくや)外野手(2年) 遠投100メートルの強肩。送球の正確さにも自信がある。投手として活躍することもあり、内角・外角に投げ分けられる直球とスライダーが持ち味だ。 2021年7月の岡山大会前に右足のくるぶしを疲労骨折。全治半年と診断され、2度の手術を要する大けがだった。秋季大会も出場できずグラウンドを眺めるだけの自分に悔しさも覚えた。治療期間中、チームの道具管理を担う傍ら、筋肉量を増やすため体重増に挑戦。間食のパンなど1日に食べる回数を増やしたりして10キロ増量に成功した。 秋もプレーできなかった分、センバツにかける思いは人一倍強い。目標は先発出場。「投手、野手として甲子園では結果を残す」と力を込める。 ◇俊足磨きレギュラー狙う 堀内蓮生(ほりうち・れん)外野手(1年) 50メートル6秒の俊足を生かし、センバツでは守備と攻撃の両方で活躍することを目指す。 石原琉輝内野手と桐岡春道投手とは小学校からの幼なじみ。遊び仲間として、時にライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)してきた。 高校で左打者に転向。当初はうまくいかないことばかりだったが、周囲の期待に応えようと自らを奮い立たせ乗り越えたという。 持ち味に磨きをかけてレギュラー争いに食い込むため、この冬は脚力を強化してきた。新型コロナの影響で全体練習ができない間もランニングやインターバルトレーニングを毎日行い、心肺機能を高めてきた。「(センバツでは)自分の足を信じてプレーをする。どんな形であろうと出場したい」