ポステコグルー監督が今冬の新戦力補強を示唆「いくつかのポジションで少し不足していて補強が必要」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、今冬の移籍市場での新戦力補強を示唆した。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。 今シーズンここまでのプレミアリーグでトップ4圏内と8ポイント差の11位に低迷するトッテナム。その不振の大きな要因は守備陣の主力3人に加え、前線に偏る負傷者の多さ。 年明けにはそのうちの数選手が復帰予定ではあるが、チームはリーグ戦と並行してヨーロッパリーグ、EFLカップ(カラバオカップ)、FAカップと合計4つのコンペティションを戦っており、手薄なポジションの穴埋めに巻き返しに向けたクオリティアップの補強は急務だ。 24日、次節ノッティンガム・フォレスト戦に向けた公式会見に出席したポステコグルー監督は、今冬の補強の必要性を問われると、「私もそう思う。必要なのは補強だ」と、その可能性を示唆した。 「少し前に言ったように、我々は計画を立ててきた。その多くは、現在の状況に関係するものだった」 「確かに、まだいくつかのポジションで少し不足していて、補強が必要だ。だが、1月は、どのようなプレーヤーを獲得できるかという点で、より難しい時期でもある」 「我々にとって理想的には、どのクラブにとっても、チームを強くしてくれる人材を獲得したいということ。もちろん、我々はまだカラバオカップ準決勝にいて、ヨーロッパ、FAカップも残っており、すべての大会に出場しており、どの段階でもスケジュールが緩和されるわけではない。だから、それ(補強)は理にかなっていると思う。我々は、どのポジションと何人を補強するかを試みるが、それは今後の計画次第だ」 昨年の同時期にはDFラドゥ・ドラグシン、FWティモ・ヴェルナーの2選手を補強。前者に関しては徐々にフィットし、センターバックの3番手として頭角を現わしている。一方、ヴェルナーに関しては高額のサラリーに見合っているとはいえない、状況となっており、クラブとしては年齢バランスを含めて適切な人材をリクルートしていく必要がある。 その点についてオーストラリア人指揮官は「今年の後半戦に、我々の目的に役立たないと思われる人をパニックになって招き入れたくはない。我々はすでに、仕事に関してかなり計画的かつ慎重であることを示したと思う。我々を助けてくれる人を確実に招き入れるつもりだ」と、クラブとして綿密な計画の下で補強に動くつもりだと語っている。 なお、現時点で具体的な選手名は出ていないが、守護神グリエルモ・ヴィカーリオのバックアップを担う若手GKや手薄なディフェンスラインとセンターフォワードの控え、守備的MFがターゲットになりそうだ。
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