<新外国人CLOSE-UP>チームを救う救世主になるのは誰だ? 期待の新助っ人たち【パ・リーグ編】
ロッテ・フェルナンデス 先発でもリリーフでも
2月11日に来日初のブルペン入りした際には決め球のシンカーなど変化球も交えて37球を披露し、「すべてのボールが良かった。とてもいいゾーンに投げられた」と順調な調整ぶりをアピールした。その様子を見守った吉井理人監督も、「ボールはよく動く」と高評価を与えた。ただ、起用法については「できれば先発してほしいけど……」と明言を避けた。本人は「チームの都合のいいところでいいよ」と気にしていない。
西武・アブレイユ 力強いボールのクローザー候補
小さなテークバックから力強いボールを投げ込む。最速163キロ右腕はクローザー候補だ。ブルペン投球を受けた捕手・炭谷銀仁朗が「手元でギュッとくる」という直球にスライダー、ツーシーム、チェンジアップが持ち球。ツーシームは変化を微妙に操る。昨年はヤンキースでキャリアハイの45試合に登板し、奪三振率9.31と三振を奪う能力もある。目指すは背番号でもある「54セーブ以上」。闘争心も持ち合わせており、勝ち試合を締める役割は適任だ。
日本ハム・スティーブンソン 新リードオフマン候補
マイナーでは通算183盗塁をマークしている俊足の持ち主で、広大な守備範囲を誇る指揮官好みの外野手。キャンプ序盤は打撃の状態が上がってこなかったものの、実戦に入ると徐々に上向せ、出塁すれば果敢に盗塁を仕掛けて「アピールだよ」とニヤリと笑う。新庄剛志監督は「一番や二番を争う存在になってほしい」とリードオフマン候補としても期待する。激化する外野のレギュラー争いを高いレベルで活性化していく存在だ。
週刊ベースボール