チーム打率4割の沖縄尚学打線vs大垣日大のエース センバツ第1日
◇第95回記念選抜高校野球大会第1日第3試合 大垣日大―沖縄尚学(15時半開始予定) 【開会式リハーサル 行進の練習をする選手たち】 出場校中トップのチーム打率4割7厘を誇る沖縄尚学打線を、大垣日大(岐阜)のエース右腕・山田渓太投手(3年)が抑えられるかがポイントになる。 沖縄尚学打線のキーマンは知花慎之助選手(3年)だ。昨秋はセンバツに出場する主要選手でトップの打率6割7分6厘をマーク。積極性が光り、長打力もある俊足強打の1番打者だ。中軸には好機に強い仲田侑仁選手(3年)が控え、下位打線も勝負強い。昨年のセンバツでもマウンドに上がった山田投手は最速143キロの伸びのある直球を中心に、カーブなど緩急も生かしながら、打ち気にはやる相手をかわしていきたい。 沖縄尚学のエース・東恩納(ひがしおんな)蒼投手(3年)は最速145キロの直球が軸になる。大垣日大はセンバツ経験者で勝負強い4番・米津煌太選手(3年)の前に走者をためると同時に、昨秋の公式戦で1試合平均盗塁数2・78を記録した機動力で相手バッテリーを揺さぶりたい。ともにセンバツ優勝経験のある沖縄尚学・比嘉公也、78歳で甲子園通算40勝を目指す大垣日大・阪口慶三両監督の采配にも注目したい。【藤田健志】