【Q4】男性更年期障害かどうか自分でチェックできると聞きました
男らしさの要、モテるホルモンと言える「男性ホルモン」が加齢で減少すると聞いて、他人事ではいられないオヤジさんのためのQ&A。新橋消化器内科・泌尿器科クリニックの伊勢呂院長に答えていただきました! オヤジ美容のススメ
A.「AMSスコア」の合計点が37点以上なら、受診がオススメです
男らしさを象徴するイメージの「男性ホルモン」が加齢で減少すると聞いて、不安を覚えないオヤジさんはいないでしょう。ちょっとしたことでイライラしたり、なぜか気分が落ち込んだり、性欲もいまひとつ……。そんな日々が続くなら、男性ホルモンの低下が引き起こす男性更年期障害かもしれません。 そこで、男性ホルモンにまつわる疑問を掲げ、新橋消化器内科・泌尿器科クリニックの院長・伊勢呂哲也先生を訪ねました。
Q.男性更年期障害かどうか自分でチェックできると聞きました
── 男性更年期障害は、どうやって診断するのですか? 先生 血液検査です。男性ホルモンのテストステロンの血中濃度を測定して、その数値が8.5pg/ml未満の場合は、男性更年期障害の可能性があります。 もう1つの検査が、下の「AMSスコア」という問診票です。身体的、精神的、性機能症状など全部で17のチェック項目があり、それぞれ5段階で回答して、その合計点で評価します。 セルフチェックもできるので、来院の目安にもなります。中等度以上の場合は、一度受診したほうがいいですね。この2つの検査結果と医師による問診で、総合的に男性更年期障害かどうかが診断されます。
26点以下:正常 27~36点:軽度 37~49点:中等度 50点以上:重度 先生 「AMSスコア」の結果が軽度で、本人としても通院するほど辛くないなら、健康的な生活に適度な運動を心がけ、サプリメントも試したりして、しばらく様子をみてもいいですね。 ── どんな不調もすべてはそこに行きつきますね。地道に生活習慣を改善して、運動も取り入れるのが男性ホルモンを増やす最善策なんですね。 先生 そうです。運動不足で肥満体型になると、採血の結果もよくありません。男性更年期障害になると内臓脂肪がつきやすくなって太るので、ますます運動を避けてしまい、結果ストレスも溜まってしまいますよ。