クラブイズムの追求で正しい軌道に乗るブレーメン【現地発】
欧州カップ戦出場も夢ではない
2010-11シーズン以来の欧州カップ戦出場を目指すブレーメン。(C)Getty Images
開幕前に大エースを引き抜かれたブレーメンが意外な健闘を見せている。クラブイズムである攻撃サッカーをひたすらに追求するヴェルナー監督の下、欧州行きも夢ではない位置につけているのだ。正しい道を歩む古豪のいまに迫る。(文:ベンヤミン・ホフマン/訳:円賀貴子 2024年3月21日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 去る2月4日、ヴェルダー・ブレーメンが創設125周年の節目を迎えた。同11日の祝賀パーティーに集ったのは、ブンデスリーガ4度の優勝歴を誇る名門に相応しい豪華な顔ぶれである。ウィントン・ルーファーからクラウディオ・ピサーロ、アイウトン、ナウド、ジエゴ、ペア・メルテザッカーまで、あらためて説明するまでもないクラブレジェンドが一堂に会した。 前夜の敗戦(1FCハイデンハイムに1-2)が悔やまれたとはいえ
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