記憶から消したい…。アーセナル、21世紀最悪の選手(2)大成せず引退…。呪われていた元神童
イングランドを代表する名門であるアーセナルには、これまで数多くの選手が在籍してきた。ティエリ・アンリらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のアーセナルにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する(在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照)。
FW:フランシス・ジェファーズ(元イングランド代表) 生年月日:1981年1月25日 在籍期間:2001年夏~2004年夏 移籍金:1530万ユーロ(約24.5億円) クラブ通算成績:39試合8得点3アシスト アーセナルで9番を着用した選手は過去に活躍できなかった例が多く、“呪われた背番号”と言われることもある。その代表例として挙げられるのがフランシス・ジェファーズだ。 エバートンで1997/98シーズンに16歳の若さでトップチームデビューを飾ったジェファーズは、10代のうちからプレミアリーグで得点を量産。イングランド期待のストライカーと騒がれ、この活躍に目をつけたアーセナルが2001年夏に引き抜くことに成功した。 背番号は主力選手の証でもある一桁の「9」が与えられ、未来のエースとして期待されていた。しかし、あまりにも怪我が多かったことから伸び悩んでしまい、2001/02シーズンからの2年間でわずか1352分間の出場に留まった。 ティエリ・アンリらライバルたちの壁があまりにも高く、2003年夏の移籍市場では出場機会を求めて古巣エバートンへ期限付き移籍。自らが育ったクラブで再起を図ったが、2度目のエバートンではプレミアリーグ18試合で0得点0アシストに終わり、シーズン終了後にチャールトンへと完全移籍で放出となった。 その後も度重なる怪我の影響で大成しなかったジェファーズは32歳の若さで現役引退を決意している。
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