C・ロナウドに選ばれたトリノの街、そしてイタリアが期待と興味に打ち震えている
レプリカシャツはすぐ完売。街中が彼の話題で持ち切り。
イタリアに降り立ったC・ロナウド。移籍金と4年間の年俸を合わせたユーベの投資額は400億円超。それだけの価値があるのだろうか。(C)Getty Images
ユーベに入団したクリスチアーノ・ロナウドは、クールで知られるトリノの人々を熱狂させているだけではない。イタリアではマラドーナ以来の、カルチャトーレによる“社会現象”が、早くも大きな広がりを見せている。(文:マウリツィオ・クロゼッティ・訳:片野道郎 2018年8月2日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イタリア』を転載) ―――◆―――◆――― この惑星に火星人が降り立つようなものだ。火星人の名前はクリスチアーノ・ロナウド。ユベントスの投資額は、移籍金と契約した4年間の税込み年俸を合わせ、およそ3億4000万ユーロ(約442億円)に上る。はたして、それだけの価値があるのだろうか。 確かなのは、C・ロナウドが「世界でもっともチームを勝たせる力を持ったプレーヤー」だということだ。レアル・マドリーでは在籍した9年でチャンピオンズ・リーグ(CL)を4
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