プロ注目のMAX147キロ右腕が復帰登板 ヘルニア手術を乗り越えて【福岡六大学野球】
◆福岡六大学野球秋季リーグ戦第1週第2日 九産大18―0(5回コールド)九工大(8日、九共大) プロ注目の九産大の右腕・木村駿太朗(4年・大分舞鶴)が今季初先発し3回を投げ2安打無失点に抑えた。「まだまだいい時の7割ぐらい。ブルペンとマウンドの感覚が違って修正できなかった」と厳しい表情で久々の公式戦登板を振り返る。 ■卒業から2年、福大同期が1軍舞台で再会2ショット【写真】 春は2試合に先発し2勝を挙げたが、リーグ戦中盤で腰を痛め離脱。6月にはヘルニアの手術を受け、全日本大学野球選手権は入院中だった。チームメートが全国で戦う姿を見て「自分は何をしているんだろうと思うと悔しかった」。秋はチームの戦力になることを目指しリハビリに励み、8月中旬にようやく実戦復帰。オープン戦は最長で3イニングまでしか投げられなかったため、これからリーグ戦で投げながら調子を上げていくつもりだ。 「高校の時からプロを目指してきた。野球をやる以上はプロでやりたい」とプロ志望届提出の意志を示す。春の悔しさを大学最後のシーズンにぶつけ、夢をかなえる。 (前田泰子)