NYポストでサイ・ヤング賞左腕カイケルが同僚でメジャー挑戦する佐々木朗希を評価「好奇心旺盛。彼は活躍できる」
【ニューヨーク10日(日本時間11日)】米ニューヨークポスト紙(電子版)がロッテ・佐々木朗希投手(22)が今オフにポスティングシステムによるメジャー挑戦が決定したことを受けて、チームメートで2015年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得したダラス・カイケル投手(36)が佐々木を評する記事を掲載した。 メジャー通算103勝を挙げたカイケルは今年8月にロッテに入団。電話取材を通じて、佐々木と約2カ月過ごした印象を「全てが素晴らしい。彼にできないことはない」と絶賛すると、『20―80スケール(平均値を50とした選手の評価基準)』で佐々木の投球を分析した。 投球能力は『70』とし、「球威は70を下回ることはない。メジャー関係者の前では印象付けようと平均球速以上を出し、100マイル(約160・9キロ)以上をよくマークしていた」と評価。スプリットは『65―70』で「彼の最高の変化球。これはほぼ打たれない」とし、スライダーも『70』と全球種を高く評価し、精神面も「プラス、プラス」と語った。 そして「23歳の彼がとても優秀な打者を打ち取っているのを見てきた。彼は本当に(メジャーで)活躍できると思う」と太鼓判を押し、「頭が良く、情報収集能力があり、クラブハウスでも素晴らしい」とグラウンド以外の一面も明かし、英語の勉強を進めていたという。「彼は好奇心旺盛な若者で物静か。でも、彼は勝つことが好きで野球が大好き。その点は軽視できない。彼は文字通り最高の自分になりたいと思っていると思う。自分が史上最高の投手の一人になれると信じていると思う」と佐々木の挑戦を後押しするような言葉を語った。