DeNA1日で“4位転落” 三浦監督 牧秀悟のエラーに「判断は間違えていなかった」 宮崎敏郎150号HRも勝利には実らず
◇プロ野球セ・リーグ 阪神6-5DeNA(21日、横浜スタジアム) 序盤に4点を追いかけるDeNAは5回に打線が奮起。ここまで抑えられていた阪神先発・青柳晃洋投手から2点を奪い、なおもランナー1、2塁。ここで青柳投手を引きずり下ろし、左腕の島本浩也投手が投入されると、DeNAベンチが動きます。 【画像】延長10回、HRを確信した佐藤輝明選手 この日は右打者に強い青柳投手対策で左打者7人を並べていたDeNA。三浦大輔監督は5番・戸柱恭孝選手に、この日スタメンから外した代打・宮崎敏郎選手を送ります。宮崎選手は2球目を強振すると、打球は左中間スタンドへ。ベンチの期待に応える今季12号逆転3ランホームランを放ちました。 宮崎選手にとっては通算150号ホームラン。「これまで試合に出させてもらって使ってもらったからこそ、ここまでこれたのかなと思います。(ホームランを)狙って打てるバッターではないので、ヒットの延長線がホームランという形です」と話しました。 三浦監督も「準備はしてもらっていましたから、あのような形で代打でいってもしっかりと最高の答えを出してくれましたね」と称賛。
しかし、このリードを守り切ることができず。 5-4と1点リードの8回、5番手・ウィック投手がノーアウト満塁のピンチ。続く代打・渡邉諒選手の強烈な打球はセカンド・牧秀悟選手の正面へ。中間守備をとっていた牧選手は、得点を与えないためホームへの送球を選択。わずかに送球がそれるエラーで同点。タイミングはアウトだっただけに、悔いの残るミスとなりました。 三浦監督はこのシーンについて「(判断は)間違えていないと思います。タイミング的にはアウトでしたから、送球がそれた分だけセーフになりましたけど」とコメント。 そして同点で迎えた延長10回、7番手・ウェンデルケン投手が佐藤輝明選手に勝ち越しソロホームランを許し万事休す。前日の3位浮上も、わずか1日で4位転落となりました。 22日以降に向けて三浦監督は「選手たちもギリギリのところですけど、またもう一回集中して、気持ちを入れ直して戦っていきます」と今後を見据えました。DeNAは残り12試合、セ・リーグでは最多の試合数を残しています。