ビザ、銀行がイーサリアム上で法定通貨担保トークンを発行するのを支援──新たなトークン化資産プラットフォームで
決済大手のビザ(Visa)は、銀行がイーサリアムネットワーク上で法定通貨担保トークンを発行するのを支援する新製品を開発した。 CoinDeskが確認した発表によると、ビザ・トークン化資産プラットフォーム(VTAP:Visa Tokenized Asset Platform)は、スマートコントラクトを基盤とした法定通貨担保トークンの開発を可能にするものだ。これによって既存のプロセスのデジタル化と自動化が支援され、現実資産(RWA)の交換が促進される。 声明によると、銀行はビザの新プラットフォーム経由で、トークンを用いてほぼリアルタイムの決済でコモディティ(商品)や債券などのトークン化されたRWAを購入することができる。VTAPを利用する最初の金融機関の1つはスペインの銀行BBVAで、2025年にライブテストを展開する予定だ。 ブロックチェーンとデジタル資産の分野におけるビザの取り組みは十分に確立されており、2021年3月にはイーサリアムブロックチェーン上でステーブルコインUSDコイン(USDC)を使用して暗号資産(仮想通貨)の支払いを処理している。 ビザは今月、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に向けたパイロットプロジェクトでブラジル中央銀行のパートナーとなった。 今回のニュースは最初にブロックワークス(Blockworks)が報じた。 |翻訳・編集:林理南|画像:Valeri Potapova/Shutterstock|原文:Visa to Help Banks Issue Fiat-Backed Tokens on Ethereum Via New Tokenized Asset Platform
CoinDesk Japan 編集部