ヤクルトが坪井智哉氏を打撃部門のコーチで招へいへ! 今季まで独立リーグ石狩監督 左打者育成に期待
ヤクルトが来季の打撃部門のコーチとして、今季まで独立リーグ、北海道フロンティアリーグ石狩の監督を務めた坪井智哉氏(50)を招へいする方針であることが8日、分かった。指導経験が豊富で、若手打者の育成が期待される。 坪井氏は大阪・PL学園高、青学大、東芝を経て1998年にドラフト4位で阪神に入団。イチローを思わせる振り子打法で、1年目から2年連続で打率3割以上をマークした。2003年からは日本ハム、11年はオリックスでプレーし、通算976安打をマーク。12年からは米独立リーグに挑戦して5球団を渡り歩き、14年途中に現役引退。15年からDeNAで打撃コーチを務め、22年から現職だった。 高津監督はシーズン終了後に「若い人とベテランと、1軍と2軍との差をすごく感じたシーズン。やっぱり若い選手のレベルを上げてほしいと強く思っています」と明かしていた。2年連続リーグ5位に終わった今季は、主力選手に故障者が続出。戦力の差が浮き彫りとなっていた。既に来季のコーチングスタッフは発表された中、坪井氏が加入すれば打撃コーチは5人体制で育成に尽力する。 10月のドラフト会議で2位指名した高校通算18本塁打のモイセエフ・ニキータ外野手(17)=愛知・豊川高=や大卒2年目を終えた沢井、来季3年目を迎える20歳の西村ら将来有望な左打者が多い。坪井氏には自身と同じ左打者の能力を伸ばすことも期待される。