紫金山・アトラス彗星、満天の星空に 筒木さんが長野県松本市安曇乗鞍高原で撮影
長野県松本市安曇の温泉旅館経営・筒木猛さん(50)が21日、地元の乗鞍高原で「紫金山(ツチンシャン)・アトラス彗星(すいせい)」を撮影した。午後6時半ころ、天の川も見える満天の星空に、乗鞍岳最高峰・剣ケ峰(3026メートル)に向かっているかのようなほうき星を一眼レフカメラで捉えた。 星空の写真を普段撮影している筒木さんはこの日、彗星を狙ってスキー場の駐車場に向かった。車から降りて夜空を眺め、「彗星がいる!」と心躍った。オリオン座流星群も見えた。のりくら観光協会のウェブチームの一員でもあり、乗鞍高原の公式SNS(交流サイト)にも写真をアップした。 紫金山・アトラス彗星は昨年1月に発見された。30日ころまでは夕方の西南西の空に見える。ただ、太陽や地球から遠ざかるため少しずつ暗くなり、肉眼での観察は難しくなる。双眼鏡や望遠鏡を使えば引き続き観察することができそうだ。
市民タイムス