4人死傷の歩道乗り上げ事故 運転の84歳立ち会い現場検証 ペダル操作誤った位置など確認 鹿児島市
鹿児島市下荒田1丁目の県道で、乗用車が歩道に突っ込むなどして4人が死傷した事故で、鹿児島中央署は30日、運転していた同市下荒田4丁目、クリーニング業女性(84)立ち会いの下、現場検証した。女性は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」と話しており、ペダル操作を誤った位置や、はねた場所などを調べた。 【写真】現場検証のため容疑者を乗せた乗用車=30日朝、鹿児島市の下荒田1丁目(画像は一部加工してあります)
周辺を交通規制し、午前7~8時半に実施した。女性は警察車両の後部座席に乗り、人をはねた交差点では車内から、乗用車が乗り上げた歩道では車から降りて、事故当時の様子を警察官と確認した。同署によると、県警本部交通指導課、同署交通課、地域課の約30人で検証した。 女性は18日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで同署に逮捕され、20日に釈放された。 逮捕容疑は11日午後5時55分ごろ、同市下荒田1丁目の交差点を右折する際、横断歩道を歩いていた22歳女性と48歳女性をはね、さらに歩道に乗り上げ、男性(37)と妻(32)をはね、男性を死亡、他3人にけがをさせた疑い。
南日本新聞 | 鹿児島