玩具の拳銃が違法、鳥栖市の男を書類送検 佐賀県警、初摘発
玩具の拳銃が銃刀法の「拳銃」に当たるとして、佐賀県警は28日、所持していた鳥栖市の男(54)を銃刀法違反の疑いで佐賀地検に書類送検した。インターネットを通じて玩具として販売されている拳銃が違法になるケースがあり、県警が摘発したのは初めて。 県警組織犯罪対策課によると、3月に情報提供を受けて7月に男の自宅を家宅捜索し、玩具の回転弾倉式拳銃1丁とプラスチック製の弾丸38個を押収した。 玩具の拳銃の中には、銃身と弾倉がともに実弾が装塡(そうてん)できる大きさ(1センチ以上)であることなど銃刀法の拳銃に該当する場合があり、実在の拳銃がモデルになっている物が多いという。同課は「インターネットなどで銃刀法に触れる銃も出回っている。心当たりのある人は相談してほしい」としている。