50歳、自己投資を100万円だけしてみようと思った。「服を買いに行くのが恥ずかしかった」70㎏の私がパーソナルジムで手に入れた「いちばん大切なもの」
「同じ年なのに、こんなにきれいに変わった人がいるんだ」。コンテスト出場を決意する
「私もこの人みたいになりたい」とスイッチが入りました。その人のSNSも「フォローさせてください!」とフォローしました。ヘアメイクの写真や日々のトレーニングの様子を見て、「人ってこんなに変われるんだ」と勇気づけられました。 そんな時、トレーナーから「あなたもコンテストに出られますよ」と言われて。1回目、コロナ禍でのオンラインの大会では結果が出せませんでしたが、2回目は「品川でコンテストがある」と教えてもらって。体重を50㎏から44kgまで落としました。 コンテストにいざ出るとなったら、パーソナルトレーニングジムだけでは足りなくて、大手スポーツクラブにも入会して、トレーニングを始めました。スタジオプログラムが面白くて、ハマりました。みんなで一緒にエアロビを踊るのが楽しいんです。 一番太っていた時は体脂肪が39%近くあって、恥ずかしくてスポーツクラブに行くのも嫌だったんですが、大会で優勝した時には10%くらいになっていました。筋トレに加えて、トレーナーの指導で、ボクサーがやるような水抜きも3日間やって仕上げるんです。大会前はSNSを見ると、「みんな頑張っているのに、私、全然ダメだ」と人と比べてしまってネガティブになるので、トレーナーから「SNSを見るのはやめてください」と指導されました。体を変化させるだけでなくて、メンタルトレーナーとして精神面も支えてくれる、心強い味方でした。 ここまでの前編記事ではユミエさんがパーソナルトレーニングジムに入会して体重を落とし、ジム内のコンテストに出場するまでを伺いました。続く後編記事では「ベストボディ・ジャパン」に挑戦した話を教えてもらいます。
ライター 野添ちかこ