【漫画】デスゲームだと思って身構えたら…純粋なイチャラブゲームだった?他人の恋の行方を傍観できる展開に「待っていました!」と待望の声多数【作者に訊く】
生死を賭けた状況とは無縁のはずの人々が突如集められ、自らの命を張ってゲームを強制させられるシチュエーションで描かれるジャンル「デスゲーム」。主催者が、極限状況での人間の醜さを楽しみたいというのもお決まりだが、もし見たいものが「純粋なイチャラブ」だったら――!? 【漫画】「デスピュア」を読む 赤信号わたる(@GoAkashin)さんは、「ヤンキー悪役令嬢 転生天下唯我独尊」(ヴァルキリーコミックス)や、SNS上で発表した作品が書籍化された「全てを筋肉で解決する童話」(双葉社)などで人気を博す漫画家。SNS上で精力的に個人制作作品も発表しており、「デスピュア ~デスゲームかと思ったらピュアだったよの略~」シリーズがスタートし、X上で5万件を超える「いいね」を集まるなど反響を呼んでいる。 ■謎の施設に幽閉されレクレーションに参加しながら自身の恋を実らせていく 今回の作品を描いたきっかけについて、作者の赤信号わたるさんは、「自分が得意なギャグと、ラブコメというジャンルを上手く掛け合わせることができないかとアレコレ考えていたら、なぜかデスゲーム要素が加わりました」と語る。 仮面の主催者たちは「若者の純粋な恋愛」を見たいがために、「デスゲーム」ではなく「純粋なイチャイチャラブゲーム」に巻き込まれた男女各4人。驚くべきことに、全員が他の参加者の誰かに「恋をしている」と告げられ、謎の施設に幽閉されレクレーションに参加しながら自身の恋を実らせていくーー、というストーリーだ。 レクリエーションの内容は、小学生男子の遊びを彷彿とさせる「氷鬼」。笑えるポイントが散りばめられた構成となっているこの作品に対して赤信号わたるさんは「漫画の内容を考える自分と主催者のわくわく感がリンクして、無意識に感情移入してしまった。回を進めるたびにキャラクターを掘り下げることで、おもしろさが持続できる設定を作れないかというのが自分の中での課題だった」と語ってくれた。 「デスゲーム」というジャンルの予想を良い意味で裏切り、思春期の純粋な気持ちで読める「イチャラブ」の今後の展開が楽しみだ。 取材協力:赤信号わたる(@GoAkashin)