「阪神ファンから応援されるのが楽しみ」…報徳・今朝丸投手ドラフトで阪神2位、神戸弘陵・村上投手はタカ1位
24日に行われたプロ野球のドラフト会議で、兵庫県内からも指名選手が相次いだ。社会人野球・三菱重工Westの竹田祐投手(25)は横浜DeNAベイスターズから、神戸弘陵高の村上泰斗投手(17)は福岡ソフトバンクホークスから、それぞれ1位指名を受けた。 【写真】福岡ソフトバンクホークスから1位指名されガッツポーズする神戸弘陵高の村上投手(神戸市北区で) 竹田投手は高砂市の会社施設で記者会見し、「とてもうれしい」と声を弾ませた。昨年のドラフトで指名されず、直後から自らに猛練習を課した。下半身を強化して球速が増し、制球力にも磨きがかかった。「この1年間を遠回りとは思っていない」と胸を張った。
履正社高(大阪)では選抜高校野球大会で準優勝し、明治大、三菱重工Westでも主力として活躍した。「1年目から、任された試合をしっかり勝てる投手になる」と表情を引き締めた。 村上投手は神戸市北区の神戸弘陵高で、岡本博公監督らと指名の瞬間を待った。1位指名が決まると、笑顔を見せた後に思わず顔を手で覆った。 猪名川町出身で、高校進学後に捕手から投手に転向。1メートル80、76キロと決して大柄ではないが、最速153キロの直球を武器に高校球界屈指の投手に成長した。「まさか自分が1位なんてびっくり」と喜び、「選手層が厚くて強いチームだが、すぐに戦力になってみせる」と気持ちを高ぶらせた。
報徳学園高の今朝丸裕喜投手(18)は、地元の阪神タイガースから2位で指名され、喜びをかみしめた。2年連続で選抜大会準優勝を経験した甲子園球場が本拠地となる。「プロの舞台でも投げられるように頑張る。地元の阪神ファンから応援されるのが楽しみ」と活躍を誓った。 甲南大の岡本駿投手(22)は広島東洋カープから3位指名された。同大学からは初のプロ野球選手だといい、「もっと頑張らないといけないという気持ちになった。年間通して活躍できる投手になりたい」と意気込みを述べた。