那須川天心が頭皮マッサージで泡まみれ、頭皮の厚さは6ミリと判明…「いい頭皮の日」制定記念発表会
プロボクシングWBOアジアパシフィック(P)バンタム級(53・5キロ以下)王者・那須川天心(帝拳)が6日、都内で行われたメンズスカルプシャンプーブランド「スカルプD」の「いい頭皮の日」制定記念発表会に出席した。 スカルプDが11月10日を「いい頭皮の日」と制定。スカルプDの公式アンバサダーを務める那須川はお笑いコンビ・ダチョウ倶楽部の肥後克広、寺門ジモンとともに登壇し、Dクリニック東京院長の小山太郎医師、アンファー商品開発責任者の桜庭翔さんらの説明を受けながら、頭皮についてトークを展開した。薄毛でない人は7・8ミリ、薄毛は5・9ミリという平均値のデータを示され、「薄毛の人は頭皮が薄い」と言われた那須川は「小学校の頃からずっと(髪を)染めているので、(頭皮の)ダメージはあると思う」と不安げ。3人は事前にMRIで頭皮の厚みを測っていたが、那須川は6・0ミリと判明。「まだ20代なのに…」と苦笑いしたが、医師の「若いので取り返せます」という言葉に安どの表情を見せた。ちなみに肥後は5・0ミリ、寺門は5・7ミリで「やばい」と冷や汗をかいていた。 イベントでは、スカルプDを使った「頭皮マッサージ」を実演。那須川は肥後に頭皮マッサージをしてもらったが、リーダーは途中から“ヒートアップ”。那須川は頭だけでなく、顔中泡まみれに。お笑いの“洗礼”に「試合よりダメージありますよ」とタオルで顔を拭いたものの「メチャクチャ、気持ち良かった。これなら毎日、できる」とご機嫌だった。 「頭皮の厚さを公開するなんて、あんまりない…。こういうイベントはなかなかないし、トラウマになりそう。これを機に反省して、強くなって帰って来ます」と那須川。ダチョウの2人のトークにも軽妙に対応して、寺門も「お笑いのセンスがあるなあ」と感心していた。 那須川は10月14日、WBOアジアP王座決定戦でジェルウィン・アシロ(フィリピン)に判定勝ち。キックボクシングから転向5戦目で初のタイトルを獲得した。試合では左まぶたを初めてカットしたが、イベント後に取材に応じた那須川は「傷はふさがったので縫ってはいません」と説明。次戦は来年2月が有力とあって、すでに練習を再開していることを明かした。米国合宿のプランもあるが「色々な相手とスパーをやりたい。出てこない相手、駆け引きしてくる相手に対して足りない部分がある。前回の試合で、やはり経験値が必要と改めて思った。自分には伸びしろがあるし、もっと経験値を積めると、すごく楽しみな状況です」と意欲的だ。 勝利を重ねていけば、来年秋には世界戦も。「あと2~3戦でしっかり結果を出さないと」と那須川。「何が起きてもいいように対応したい。そういう意味では、今日のイベントはよかった」と笑った。 WBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)が先月末、改めて那須川との対戦を希望したが、「急がなくてもいいと思う。必ずやりますので、焦らず待っていてほしい」と話した。武居の防衛戦は12月24日、東京・有明アリーナで行われるが、「クリスマス・イブなので、デートがなければ見ます」とニヤリ。 最後に、今年の一文字を聞かれた3人。寺門が大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手が本塁打、打点の2冠を獲得するなど今年の活躍にからめて「打」を選択。肥後は大谷の愛犬デコピンに引っかけて「凸(デコ)」と続いたが、那須川は「僕は『頭』ですね。頭皮が大事と知りましたので」と、見事に今日のイベントを締めていた。
報知新聞社