燃費がよい「普通車」TOP10!1位と10位ではどれくらいガソリン代に違いが出る?
ガソリン代が高止まりしている昨今、少しでもガソリン代を浮かせたいと考えている人は少なくないでしょう。 なかには買い替えを考えていて、次に乗る車はできるだけ燃費がよい車に乗ろうと計画している人もいるかもしれません。 本記事では国土交通省が発表した燃費ランキングをご紹介し、燃費の違いによるガソリン代への影響について解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
普通車燃費ランキングTOP10
国土交通省の発表によると、令和4年末時点で販売されている車のうち、「普通・小型自動車部門」の燃費ランキング上位10車種は表1の通りです。 表1
出典:国土交通省 自動車の燃費ランキングを公表します! 上位10車種の多くが30.0キロメートル/リットルを超える燃費となっています。 ■燃費ランキング上位はすべてハイブリッド車 ランキング上位は、いずれもハイブリッド車でした。ハイブリッド車とは、内燃機関(エンジン)とモーターの2つを動力源とする車です。 発信時や加速するときなど、一般的にエンジン効率が悪くなる場合にモーターを使い、定常走行するときはエンジンとモーターを使い分けます。またスピードを落とす時はモーターで発電して充電します。 ハイブリッドは、エンジン車と比べて燃費が高いことが特徴です。 ■1位と10位の燃費差は「7.2キロメートル/リットル」 ランキング1位と10位の燃費差は「7.2キロメートル/リットル」、つまりガソリン1リットルあたりの走行可能な距離が7.2キロも異なります。この燃費差がガソリン代にどれほど影響を与えるか見ていきましょう。 仮に年間1万キロ走るとすると、1位の車の燃費(36.0キロメートル/リットル)だと、必要なガソリン量は約277.7リットルです。一方10位の車の燃費(28.8キロメートル/リットル)では、約347.2リットル必要であり、差は69.5リットルあります。 経済産業省資源エネルギー庁の資料では、9月30日時点のレギュラーガソリンの店頭現金小売価格は「174.8円/リットル」でした。 69.5リットルの購入価格は約1万2149円であり、1位と10位のガソリン代は1万円以上開きます。