米大統領選に絡む暴力、激戦州の有権者の半数が懸念-世論調査
トランプ氏はここ1カ月の大半において、元ポルノ女優への口止め料を不正に会計処理していたとされる刑事裁判への対応に追われている。
バイデン陣営はこれを好機ととらえており、バイデン大統領は強行スケジュールで激戦州を訪問。トランプ氏が置かれた状況との対比を鮮明にする戦略を前面に打ち出している。
しかし、バイデン氏はパレスチナ自治区ガザにおけるイスエラルとイスラム組織ハマスの紛争を巡って、別の課題に直面している。昨年11月の調査と比べて、バイデン氏がイスラエルに対して「適切な量の」支援を行っているとの回答は減少。対イスラエル支援が「過多」ないし「過少」との回答が増えた。
全米の大学に広がるパレスチナ支持派のデモ活動については、激戦州の有権者の半数が反対だと回答。賛成は28%にとどまった。デモへの支持が特に強かったのは若者層、民主党支持の男性、自称リベラル派だった。一方、トランプ氏支持者の約65%がデモに反対と回答した。
原題:Half of Swing-State Voters Fear Violence Around US Election(抜粋)
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Gregory Korte