「フラアニ」「B8」など最近増えている新設アニメ枠、実際どんな作品が放送された?
近年、アニメの放送枠が続々と増えています。例えばこの秋クールからはテレビ朝日で新設された「IMAnimation」枠で『ブルーロック』第2期が、フジテレビでも以前はバラエティ番組だった枠で『ドラゴンボールDAIMA』が放送中。また2005年から続くフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」が2025年4月の『謎解きはディナーのあとで』から23時台に“引っ越し”することも発表されました。 【写真】スーパーアニメイズムTURBOの代表作となった『ダンダダン』 「少しはアニメ放送の被りも意識してくれ~」というアニメリアルタイム視聴派の憂慮はさておき。この背景には専門の事業部を作ったりと各TV局がアニメに力を入れている動きがありますが、じゃあ近年のおもな新設放送枠でどんなアニメが放送されたかチェックしてみようというのが今回の趣旨。普段、放送枠なんて気にしない人のほうが多い気もしますが、意外とそれぞれに個性がありました。
FRIDAY ANIME NIGHT(日本テレビ系、金曜夜)
『葬送のフリーレン』 『転生したらスライムだった件』(第3期) 『株式会社マジルミエ』 近年新設のアニメ放送枠で、2023年10月から『金曜ロードショー』(日本テレビ系)のあとに放送されている「フラアニ」がもっとも注目を浴びているのでは。第1弾の『葬送のフリーレン』は言うまでもなく、同じく大ヒット作の『転スラ』に一般層にもリーチしてもおかしくないお仕事アニメ『マジルミエ』と続き、2025年1月からは『薬屋のひとりごと』第2期が放送予定。この調子で超充実のラインナップを続けて、少し浅い時間帯の深夜アニメをリードしてほしいところ。 ●B8station(フジテレビ系、水曜夜) 『時光代理人 -LINK CLICK-』 『百妖譜』 『下の階には澪がいる』 フジテレビが中国の動画サービス・bilibiliとタッグを組んで、2023年10月から展開しているのが「B8station」です。世界的に評価の高い『時光代理人 -LINK CLICK-』など中国製アニメの吹替版を放送する独自性の強い枠であり、当地でどんなアニメが放送されているか知りたい人、往年のハオライナーズアニメを好んでいた人には特に楽しめているでしょう。