【高校野球】東京都秋季大会決勝は準決勝から中3日、試合開始は16時30分 他の9地区では見られない大会運営
オープン抽選のシード制なし
今大会はもう一つ、大きな動きがあった。2020年秋から昨秋まではシード制が導入されていた。夏の西東京大会、東東京大会でベスト8以上だった16校については、一次予選を勝ち上がった場合、本大会ベスト16までは対戦がないよう、あらかじめ振り分けた。これが、見直しに。オープン抽選のシード制なし。つまり、1回戦から強豪校が激突するカードも生まれた。ただし、夏の甲子園出場2校については一次予選免除の措置がされた。 「各加盟校とも、夏が集大成です。秋の新チームになって、夏の残像が残るのはどうか、と……。東・西の代表校については、甲子園大会後から9月上旬の一次予選までに新チームを作り上げるのは難しいんです。連盟内で同意を求め、今回から一次予選免除としました。次年度以降も、この運用は継続してやっていきたいと思っています」(根岸専務理事) 東京都高野連は、あくまでもアスリートファーストに立った大会運営を目指す。来年も神宮球場の使用状況などを踏まえて、大会日程については柔軟に対応していくという。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール