CBCテレビ：画像「デララバ」

名古屋といったら喫茶店文化が盛んですよね。朝活にモーニングを楽しんだり、ランチやディナーの代わりになるほどのボリュームと美味しさを兼ね備えたフードメニューも豊富。数ある喫茶店の中でもレトロな雰囲気で人気の「コンパル」。今回は、人気・実力・歴史の三拍子揃った「コンパル」の魅力に迫ります。

いち早くチェーン展開。喫茶店文化を牽引してきた「コンパル」の歴史

「コンパル」は名古屋の喫茶店文化の礎を戦後すぐから築き上げてきた老舗喫茶店です。地元では誰もが知っている名店。その歴史は長く創業は1947年に遡ります。店名のコンパルは創業者の若田積蔵さん（故人）が戦時中に中国で見かけた繁盛飲食店「金春」にあやかったものと伝えられており、1947年（昭和22年）に名古屋市中区で創業し翌年、大須に移転。その後、名古屋駅、続いて栄に出店。 高度経済成長と共に地下街にも店舗を増やしチェーン展開をいち早く成功させましたが、出店は名古屋市内だけ。その理由はクオリティ管理のため。こうして「コンパル」は名古屋の喫茶店文化の先駆者となり、今も創業当初から変わらないクオリティを守り続け、たくさんの人たちに愛され続けているのです。

コンパルの美味しさの秘密～コーヒー編～

コンパルを語るうえで忘れてはならないのがコーヒーです。創業者はとにかくコーヒーに力を入れ研究を重ねたといいます。特にアイスコーヒーにはとっておきの秘密があるそう。 大須本店の店長・播磨良明さんによれば「熱々のコーヒーを瞬時に冷却することで、香りや風味を損なわずにおいしいアイスコーヒーが完成するんです。」とのこと。しかも当時はホットが主流だったので珍しいメニューとしても知られました。使用している豆はホットコーヒーもアイスコーヒーも同じですが、そのコーヒー豆の詳細は会社の幹部数人しか知らないという情報も。

コンパルの美味しさの秘密～エビフライサンド編～

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コーヒーと並ぶコンパルの名物といえば何といっても、揚げたてのエビフライを3本も使用したボリューム満点の「エビフライサンド」。エビフライは作り置きをせず、注文が入ってから揚げます。エビフライサンドは栄西店の改装にあわせて、リニューアル記念の新たな目玉メニューを作ろうということになり、「値段は少々高くても本当においしいものを」というコンセプトで開発されました。