なんや今の!? 今永昇太の“超遅球”に球場どよめき 「捕ってから打った」解説も、ファンも…驚愕の一球
【MLB】カブス 5-4 カージナルス(8月1日・日本時間2日/シカゴ) 【映像】今永、“超遅球”の劇的シーン カブスの今永昇太投手がカージナルス戦に先発登板。7回に逆転ホームランを打たれると、この回途中で降板し9勝目はならなかった。その7回に、初回に先制弾を浴びたゴールドシュミットに対し今永が突然見せた“超遅球”が「今のスローボールなんだ?」と観客のみならず解説者も驚かせた。 この試合の前まで19試合で防御率2.95、クオリティ・スタートも12度マークとメジャー1年目ながら安定した投球を見せ続けている今永だが、この日はカージナルス打線に捉えられるシーンが多く見られた。初回に一昨年のMVPであるゴールドシュミットにストレートを左中間に運ばれ1点を失うと、その後も毎回のようにランナーを背負う苦しいピッチング。それでも要所で武器のスプリットとこの日冴えていたスイーパーを効果的に使い追加点は許さなかった。 しかし7回、直前に鈴木誠也が勝ち越しアーチを放ち初めてリードした展開でのマウンドとなった今永は、ウィンに痛恨の逆転2ランを浴びてしまう。さらに2死後、初回にホームランを打たれているゴールドシュミットを打席に迎えた。ここで今永は初球に53.9マイル(約86.7キロ)のスローカーブを投げる。“球速より速く見えるストレート”と鋭く落ちるスプリットが武器の今永が見せた意表を突くボールに、中継で解説を務めたオカモト"MOBY"タクヤ氏は「53.9マイルのカーブ?突然投げてきましたね」と驚いた様子。視聴者からも「今のスローボールなんだ?w」「なんや今の・・・?」といったコメントが上がっていた。 しかし、その上をいったのが打者のゴールドシュミット。外角に決まったように見えたこのボールに、タイミングを合わせバットを出すと、右中間へ運ぶツーベースにしてしまった。これにはオカモト"MOBY"タクヤ氏も「きっちり粘ってよく拾いましたね。さすがですね」と舌を巻くと、実況も「待って待って待って打ったという」とゴールドシュミットのバッティングを称賛。コメント欄には「(キャッチャーが)捕ってから打った」といった書き込みがあったほどの“待球打法”だった。 キャリアで30本塁打以上7度を誇る強打者は、第1打席で今永のストレートをホームランにすると、第2打席ではスプリットをうまく打ってライトへのヒットを放っている。そしてこの打席はスローカーブを右中間へ。今永にとっては天敵といえる存在のようだ。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)
ABEMA TIMES編集部