2大会連続でEURO決勝に進出のイングランド…指揮官は心境に変化「喜びや満足感は少なかったと思う」
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、EURO2024で決勝進出を果たした現在の心境を語った。12日、イギリスメディア『BBC』が同監督のコメントを伝えている。 今大会の優勝候補に挙げられていたイングランド代表は、グループCを1勝2分の首位で突破。国内のメディアやファンから低調なパフォーマンスに対して多くの批判が集まったものの、決勝トーナメントではスロバキア代表とスイス代表を続けて破ってベスト4に進出し、準決勝ではオランダ代表を2-1で撃破した。そんななか、決勝のスペイン代表戦を控えるサウスゲート監督が記者会見に出席。現在の心境を打ち明けている。 イタリア代表に敗れたEURO2020に続き、2大会連続で決勝へと駒を進めた“スリーライオンズ”。同国史上初の欧州制覇に向けたチャンスを再び掴み取った指揮官は、「感覚が違う。私たちは今、チームとして違った状況に身を置いている。2つの大会(EURO2020とカタールワールドカップ)を終え、ビッグマッチの経験もずっと積んでいる」と前回大会と異なる状態で決勝を迎えると主張した。 また、「決勝に進出したときの喜びや満足感は少なかったと思う」と告白。続けて、「“いつも通り”とは言わないが、私たちにとっては少しずつ普通になってきた。私たちの歴史を考えると、その発言自体が少しばかげているかもしれない」と自国の成長を強調している。 さらに、「この旅で私が学んだのは、イングランドサッカーにとってヨーロッパや世界の舞台で信頼を得ることが何を意味するかということだ」と発言。A代表の指揮官に就任するまでイングランド代表の育成年代を指導してきたサウスゲート監督は、「ユース育成からシニアサッカーに至るまで、あらゆるレベルで働く人々にとって、それが何を意味するのかを私は知っている」と国際舞台での実績が国内のサッカー事情に与える影響の大きさを指摘した。
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