【ありえない比較テスト!】同じDNAを持つ伝説の2台 VWビートルとポルシェ911 ポルシェ博士の生んだカルトカーとは?
それに伴い、ポルシェはこの「911」のシートメタルにかつてないほど多くの装備を刻印した。そのほとんどはカーボン(炭素繊維強化プラスチック)製で、巨大なウィング、フィンがサイド、ノーズ、リアに生え、リアのエンブレムもシンプルなステッカーが貼られている。 つまり、軽量構造、エアロダイナミクス、そしてもちろん野獣のようなパワートレインが、史上最もレーシーな「992」を生み出す要素なのだ。コンチドロームテストサーキットで、さりげなく記録されたラップレコードで、私たちはすぐにこのことを確認した。あそこで「GT3 RS」より速く走ったクルマはない。しかし、それは余談にすぎない。
GT3が好むカーブ – ビートルは嫌うカーブ
レーシングライン上の主観的な領域にとどまろう。ここでは、ポルシェはミリ単位の精度でラップを刻み、このクルマのために特別に開発されたフロントアクスルジオメトリーをうまく使ってハードブレーキング時のピッチング傾向を打ち消し、335タイヤとジューシーなダウンフォースのおかげでリベットのように路面に張り付く。 「GT3 RS」が184km/hでカーブを駆け抜けるのに対し、「ビートル」はグリップ限界で最大70km/h。一般的に、ロードホールディングはすべてのフォルクスワーゲンの大きな欠点である。振動するリヤアクスルは、すでに155のタイヤでバランスを保っているビートルの最後のグリップの名残を奪う。
さらに、バランス的にオフサイドギリギリの設計になっているこの車は、微妙な荷重変化でも恥ずかしげもなくコースアウトしたがる。小さなブレーキパッド(はがきの1/4ほどの接触面積)は、サーボのアシストがなく、スチール製のブレーキディスクは小さいので、フェードを起こす。
ビートルのボクサーの音は大きくなるが、スピードはほとんど上がらない 加えて、「GT3」に比べると、4気筒のボクサーエンジンは、高回転で回そうが、ギアシフトのタイミングを変えて工夫して走ろうが、ラップタイムには影響しない。その一方で、「ビートル」は素晴らしく軽く感じられ(そして900kgを切る車両重量はその通り)、ステアリングは間接的で粘っこいものの、少なくともあらゆる滑り、あらゆるアンジュレーション、あらゆる縁石の気配を伝えてくれる。こう言ってしまおう。ビートルで体験するのは、素直な仕事であり、カーブは曲がるものではなく、揺れ動くものなのだ。
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