「いまの価格帯は正直言って異常」卵の高騰“エッグショック”懸念、鳥インフル拡大 過去最悪の年に匹敵【Nスタ解説】
江藤拓 農林水産大臣(11月15日) 「今年の発生ペースは、一番最悪だった時とほぼ同じペースであります」 発生が過去最多だった2022年に匹敵する勢いで鳥インフルエンザが発生していて、卵の価格が高騰する“エッグショック”の再来が懸念されています。 農水省は21日、各都道府県の担当者を集め緊急会議を開く予定となっています。 ■鳥インフル拡大 今後の価格は? 再び“エッグショック”か 井上貴博キャスター: 東京におけるMサイズの卵の平均価格の推移を見ますと、2023年4・5月は鳥インフルエンザの影響で価格が上昇しましたが、今回の価格上昇について専門家は「2023年の“エッグショック”までにはならないならないだろう」という見立てです。 【東京 卵Mサイズ(1㎏あたり)の平均価格(JA全農たまご調べ)】 ・2022年1月:151円 ・2023年4・5月:350円(過去最高値 いわゆる“エッグショック”) ・2024年1月:180円 ・2024年11月:280円(11月20日までの平均値) ホラン千秋キャスター: 確かに2023年のエッグショックの時の卵の価格は高かったですね。 井上キャスター: 「卵は物価の優等生」といいますが、生産者にとっては値上げや価格転嫁ができなくなる苦しい言葉だとおっしゃる方もいます。適切に価格転嫁ができるといいのですが、価格が上がりすぎると生活が大変になってしまいます。 東京農業大学元教授の信岡誠治さんは「今年は日本だけではなく、世界中でウイルス濃度が高いので、(鳥インフルエンザに)いつかかっても不思議ではない状況。年内中もう少し価格が上がるかも」といいます。 ホランキャスター: 確かにクリスマスに向けて卵の需要が上がりますからね。
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