【バドミントン】「オリンピックに向けてワクワクしている」(東野有紗)「最初から最大限の力を発揮できるよう準備していきたい」(渡辺勇大) パリ五輪に向けて直前合宿中!
パリ五輪に出場する日本代表は、7月11日から味の素ナショナルトレーニングセンターで直前強化合宿を実施している。20日にパリに向けて出発する。 【バドミントン パリ五輪2024】混合ダブルス 予選リーグ・組み合わせ 7月12日、メディアに向けて練習を公開し、選手が囲み取材に応じた。以下は混合ダブルスに出場する渡辺勇大/東野有紗のコメント。 ――東京オリンピックでは銅メダルを獲得。この3年はどんな時間だったか 渡辺 東京オリンピックの時までと僕自身はそんなに変わっていなくて、バドミントンに注力してきたからこそ、こうやってオリンピックの舞台にもう一度立つことができている。バドミントンを少しでもうまくなりたいという気持ちは常に持ち続けられたかなと思います。 ――東京オリンピックでは銅メダルを獲得。金メダルをめざす戦いがスタートしている 渡辺 こうやって皆さんに来ていただいて、いよいよだなという気持ちもあります。自分たちがやることはあまり変わっていなくて、一生懸命練習して、いい状態でというのが一番大事だと思っています。金メダルをめざして頑張りたいなと思っています。 東野 オリンピックの舞台は、ツアーの試合とは違う雰囲気がある。その中でも自分たちのプレーを出して、楽しんで、金メダルを獲得できるように頑張ります。 ――ライバルの力が拮抗している中で、自分たちの力を出し切るという部分において何が大事になってくるか 渡辺 ミックスダブルスにおいてはどのペアもどの国もレベルが上がってきていて、それで言うと、グループリーグから、1試合目から気が抜けない試合が続いていくと思うので、1試合目の入りだったり、各試合の作戦の立て方というのは、大事になってくるのかなと思います。どの試合も決勝とか準決勝とかと変わらない準備をする。油断することなく、最初から最大限の力を発揮できるように準備したいなと思っています。 東野 本当にその通りで、どの試合に対しても、勇大くん、ジェレミーさんの3人で話し合い合いながら、作戦を立てていければいいのかなと思います。 ――メダリストとして臨むオリンピック。前回と今回で、挑むメンタルに変化は 渡辺 レースのときも話したと思うのですが、2度目ですので、少し心には余裕があって。オリンピックというものを1回経験しているというのは、僕ら自身には大きいかなと思っています。それでも、オリンピックはオリンピックで、特別な雰囲気とか空気があると思うので、会場に行ってみて、試合をしてみて、こまめにコミュニケーションをとって、自分たちのやるべきことを果たしていきたいなと思っています。 東野 東京ではあれだけの緊張とかプレッシャーを感じたのは初めてで、自分自身にもプレッシャーを与えていたなと思ったんですけど、今回はすごく楽しめています。今もオリンピックに向けて、ワクワクしている気持ちです。 ――東京オリンピックは無観客だった。有観客のオリンピックということについて 渡辺 僕ら自身にはプラスに働いてくれると思っています。いいプレーにはたくさん拍手があるし、温かい声援もある。日本から応援してくださる方もいらっしゃると思うので、そういった方にも勇気を与えられるように、感動を与えられるように、一生懸命プレーしたいなと思っています。 ――6月のインドネシアオープンで東野選手が左足をケガして、途中棄権。最後の大会で調整できるのが理想だったと思うが 東野 なんで、あそこでケガしてしまったんだろうと自分自身はすごく後悔して。プラスにとらえれば、パリに向けて練習する時間だったんだと思うようにして、ケガをした自分が言うのもなんですが、コミュニケーションもたくさん取れて、いい練習が積めたかなと思います。それは勇大くんの優しさがあって成り立っているので、本当にありがたかったなと思っています。
バドミントン・マガジン編集部