阪神時代より明るくなった?!ロッテ鳥谷敬は17日巨人2軍戦で”デビュー”…ファーストミットも発注して開幕へ照準
さて気になるのは、1軍合流の時期だ。 井口監督は「開幕1軍もあるのか」と聞かれ「どうでしょうか」と答えを濁した。 「彼の動き次第じゃないですか。ゲーム感覚を戻さないといけない。他の選手は(練習試合、オープン戦で)50打席以上立っている。そこに追いつくのは難しい。少しでも戻してくれれば」 鳥谷にも「調整にどれくらいの時間がかかるのか?」と聞く。 「結果が出る出ないは別として、何試合かやればイメージは出る。後は、その出場したときの感じで、少しずつ調整していく。キャンプからやっているときも一緒。ただ、そこ(どれくらいかかるかは)はわからない」 そして、こう続けた。 「いろいろな部分を実戦で試して持っている感覚を取り戻していく作業。その場、その場で感じたものをひとつひとつクリアにしていく」 1か月丸々キャンプは行っていないが、井口監督が、「球界で一番の練習量」と、絶賛する男である。実績と経験は十分。通常の選手とは違い、実戦復帰は”早回し”でOKだ。 開幕が延期になったのは、鳥谷にとっては”追い風”。その開幕が、いつになるかによるだろうが、プロ17年目のベテランである。ピタリと調整は合わせてくるだろう。 この日も、元阪神のレジェントプレーヤー、”鳥谷の初練習に、30人ほどの報道陣がつめかけた。 鳥谷は、「練習なんで、こんなにこなくていいのでは?」と、報道陣に向かって笑って呼び掛けた。阪神時代に比べて、どこか、吹っ切れたように明るくなった。意外とロッテの水が合っているのかもしれない。