阪神時代より明るくなった?!ロッテ鳥谷敬は17日巨人2軍戦で”デビュー”…ファーストミットも発注して開幕へ照準
それでもロッテの一員になった感慨のようなものとは違ったという。 「どうですかねえ。実戦をやって、いろんな連携とか、そういうのをやっていったら、そう感じるかも。若い選手が多いので、いろんな話をしながらチームの特徴などを感じていけたら」 この日の試合には、先発ローテーを予定している岩下、二木が登板、1軍合流の最終確認が必要だった荻野も1番打者で出場したため、井口監督は、浦和球場を訪れていた。もちろん、井口監督は今岡2軍監督と情報交換をしながら鳥谷の動きもチェックした。 「今日から全体練習に合流してしっかり動いているかなと。来週あたりから、すこしずつ実戦に出ていくと聞いている。1日でも早く実戦感覚が戻ってくれればいい。いろんなポジションをこなして、どこでも入ってこれるチャンスはあると思う」 17日から浦和球場で予定されている巨人2軍との練習試合の3連戦を”デビュー戦”に設定した。鳥谷も「そこらへんから、試合に出してもらえたらという感じです」と言う。 「いろんなポジションをこなして」の監督要請を受けファーストミットも発注した。 「まだ手元にはないんですが、作ってもらってあります。内野の全ポジションを守れる準備はするつもりでいました」 阪神時代にファーストは一度も守ったことがない。ショートのポジションにこだわり、若手と勝負したが、ロッテでは、チームの力になるためには、どこでもやる。1軍最低保障年俸の1600万円から再スタートした鳥谷の決意の表れである。 FAで楽天に移籍した鈴木大地は、昨年、井上の不振を受け、一塁で89試合に出場している。ユーティリティプレーヤーとして期待している鳥谷を一塁でスタメン起用するケースは十分に考えられるのだ。 松本球団本部長は「一塁は十分にできる」と見ている。現役時代の晩年に一塁を守ったことのある阪神LHLTの掛布雅之氏も「最近の野球は一塁の仕事が多く難しくなっているが、鳥谷なら問題なくできますよ」と太鼓判を押す。