先行き不透明のパでは“新成人”松川に期待だ【川口和久のスクリューボール】
顔は大きいけど野球は……
開幕からスタメン起用されたロッテの松川
いよいよ鳥取、東京の二刀流シーズンが本格的に始まった。鳥取では稲作の準備をしつつ、東京に戻り、年度末の3月31日にはZOZOマリンでロッテ─ソフトバンク戦の解説をした。 ソフトバンク先発は育成出身の24歳左腕・大関友久だった。これがプロ初先発。実際に見たのは初めてだったが、185センチの長身で長い手をうまく使って投げていた。具体的に言えば、リリースポイントがかなり前なので140キロ台の真っすぐでもロッテのバッターが差し込まれ、これに遅いカーブ、スライダーなどを交ぜて翻弄していた。実戦的で完成度が高い投手だね。 相手のロッテはベテランの美馬学と高卒新人・18歳、まだ未成年の松川虎生のバッテリーだった。美馬はスライダー、ツーシームを駆使しながらゾーンを左右に使い、ストレートは見せ球という投手。この日はストレートが高めに浮き、あまり調子はよくなかったが、松川がうまくリードしていた。ルーキーで公式戦初バッテリーとなれば、どうしたってクビを振りたくなるものだが、ほとんど美馬はクビを振らなかったと思う。結局・・・
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週刊ベースボール