馬英九氏、18日から訪中 9日間の日程でハルビンや成都など訪問/台湾
(台北中央社)馬英九(ばえいきゅう)元総統が18日から26日までの9日間の日程で中国大陸を訪問する。大学生や大学院生を帯同し、黒竜江省ハルビンや四川省成都などを訪れる。馬英九基金会の蕭旭岑執行長(CEO)が11日、明らかにした。 同基金会は先月27日から9日間の日程で中国の7大学の学生や教員40人を台湾に招き、交流を行っていた。 訪中に参加するのは同基金会が開催する青年育成プログラム「大九学堂」のメンバー。蕭氏は報道資料で、国際情勢が緊張し、両岸(台湾と中国)関係がますます重要になる中、馬氏は実際の行動で両岸の青年交流に尽力し、両岸平和の架け橋を築いていると説明。両岸の青年交流が頻繁になり、理解が深まるほど、将来の衝突が少なくなるとする馬氏の立場を改めて紹介し、基金会として政府に協力して両岸交流を推進し、毎年数回の両岸の青年間の相互訪問を通じて両岸の人々同士の誤解を最小限にすべく努力していく姿勢を強調した。 馬氏はハルビンでは「海峡両岸青年氷雪祭り」に出席する。 馬氏は今年4月にも台湾の大学生らを帯同して訪中。中国の習近平国家主席とも会談した。 (劉冠廷/編集:名切千絵)