【速報 ツール・ド・フランス2024】フィリプセンがスプリント区間勝利でポイント差を32まで縮める/第16ステージ
山岳賞 1 タデイ・ポガチャル(スロベニア/UAEチームエミレーツ)77 Pts 2 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク/ヴィスマ・リースアバイク)58 Pts 3 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)42 Pts
ヤングライダー賞 1 レムコ・エヴェネプール(ベルギー/スーダル・クイックステップ)in 66h 13' 10'' 2 カルロス・ロドリゲス(スペイン/イネオス・グレナディアーズ)+ 06' 08'' 3 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア/バーレーン・ヴィクトリアス)+ 11' 13''
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 198h 48' 20'' 2 ヴィスマ・リースアバイク(オランダ)+ 54' 16'' 3 スーダル・クイックステップ(ベルギー)+ 59' 43''
リタイア 126 マキシム・ファンヒルス(ベルギー/ロット・デスティニー) 24 クリス・ハーパー(オーストラリア/ジェイコ・アルウラー)
7月17日(水) 第17ステージ サン=ポール=トロワ=シャト > シュペルデヴォリュイ 177.8 km(山岳/獲得標高 2850 m) 風の通り道 北東からならミストラル、南西からならマラン ツール一行は、2週間ぶりにアルプスに帰り着く。第1週目はたった1日で抜け出したが、今回はたっぷり最終日までアルプスに留まる。この日はデヴォリュイ山塊の、短くも厳しい上りが舞台。ラスト35kmには、3つの連続登坂も待ち受ける。 スタート地はすっかりおなじみ。この12年でツール区間開催5回目というサン=ポール=トロワ=シャトから、東へと進路を取る。遠くにモン・ヴァントゥのありがたい姿が拝めるかもしれない。つまりは風の通り道を意味する。北東からの風ならミストラル。南西からならマラン。道はおおむね平地で直線的はあるけれど、もしも突風が吹きつけたら、決して一筋縄ではいかないはずだ。幸いにもステージ中盤に差し掛かると、風の影響は収まる。その後は無数にうねる道と、緩やかな起伏が、選手たちの脚を試すだろう。 最終盤はひたすらアップダウンの繰り返し。特にラスト11.5km地点にそびえる1級ノワイエ(登坂距離7.5km、平均勾配8.1%)は、上りも下りもアタック向き。つまり上りはヘアピンカーブ満載で、山頂手前2kmだけなら平均勾配は10%にも達する。逆に下りは直線が多く、高速ダウンヒラーには好都合。 フィニッシュ地3級シュペルデヴォリュイはツール初登場。ただクリテリウム・デュ・ドーフィネでは過去2回、ノワイエ+シュペルデヴォリュイのセット登坂が使われた。特に2013年大会はノワイエの山頂手前でS・サンチェスとフルサンが飛び出し、そのままの勢いで短い最終山岳を駆け上がると、2人きりのスプリント勝負を争っている。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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