引退試合を行ったMFアンドレス・イニエスタ(Kaoru WATANABE/GEKISAKA)

　最高峰のチームでともに戦った仲間からも“異質”と称された。バルセロナやヴィッセル神戸でプレーしたMFアンドレス・イニエスタ(40)は15日に味の素スタジアムで自身の引退試合を開催。レアル・マドリーのファビオ・カンナバーロ氏(51)は「イニエスタはバルサでもスペイン代表でも脅威の存在だった」と振り返った。 【写真】「可愛すぎ」「佐々木大樹のモノマネ?」乃木坂46五百城茉央さんがオフショット公開 　引退試合でイニエスタはフル出場した。主役に対して忖度無しの“エル・クラシコ”となったが、1-1で迎えた後半アディショナルタイムにはイニエスタがPA左の深い位置からクロスを上げ、オウンゴールを誘発。自ら輝きを放ち、サッカーキャリアに華麗なピリオドを打った。 　スタジアムには4万5725人のファンが集った。バルセロナに先制点をもたらしたハビエル・サビオラ氏は「彼と一緒にプレーするということは、私にとってもすばらしい時間だった」と喜びを示す。「満員のスタジアムの中で彼と試合ができたことはすばらしい経験だ」と語った。 　敵味方問わず、イニエスタのプレーを称賛する。カンナバーロ氏は「今日、フットボールは偉大な選手を失った。だが、これからも彼のレガシーは残る」と別れを惜しむ。サビオラは「偉大な選手だった。バルサという多くのすばらしい選手がいるチームで、明らかに異質ですばらしい選手だった」と強調。「彼のサッカー人生は終わったが、彼のプロジェクトがサッカー業界にいいものをもたらすと思う。彼のいい未来を祈りたい」と今後の活躍にも期待を込めていた。