このまま市川、棚橋弘至に介錯され26年のプロレス人生に幕!「周りの人たち、校長、支えてくれるファンの皆さまがいたからやってこれました」
棚橋弘至「26年間、プロレスを盛り上げてくれてありがとうございました」
ドラゴンゲートが12月17日、東京・後楽園ホールで「FANTASTIC GATE 2024」を開催。このまま市川が「-復活!このまま市川 暴走十番勝負・完結編-」で同じ岐阜県出身の棚橋弘至(新日本プロレス)に介錯され、26年に及ぶプロレス人生に幕を閉じた。 【動画】復活!暴走十番勝負・完結編vs棚橋弘至(このまま市川選手 たくさんの笑いをありがとう 26年間 お疲れ様でした‼) 市川はプロレスラー養成学校・闘龍門の2期生として、1998年12月12日にメキシコでデビュー。1999年1月31日、後楽園での闘龍門日本逆上陸第1弾興行で、ストーカー市川のリングネームで、当時では異例の“弱さ”を売りにするレスラーとして国内初リングを踏んだ。その後、お笑いプロレスを極め、高山善廣、曙、長州力、武藤敬司、大仁田厚、ザ・グレート・サスケらの大物とも対戦。度々改名してきたが、2019年12月より、現在の「このまま市川」を名乗る。この10月には50歳となり、先にデビュー26周年を迎えたばかりだ。 市川は闘龍門時代からのメンバーによるトレインで入場。選手コールが終わると、市川は「棚橋さんも再来年の1月4日、引退試合するそうじゃないですか。だけど、その引退試合に無事にたどり着けると思うなよ。今日おまえのレスラー人生終わりにしてやるよ!」と“らしく”挑発してゴング。 チョップを連打した市川だが、棚橋は微動だにせず張り手を食らわせ、わずか16秒で3カウント奪取。棚橋は早々に退場し、引退セレモニーとして、リングアナが超高速の10カウントゴングを鳴らした。 これで終わるわけにはいかない市川は「俺の26年、何だと思ってんだよ。さすがにこれじゃ終われねぇ。俺の引退試合、やり直しだ。もう1回だよ!出て来いよ」とアピール。棚橋が戻ってきて再試合に突入。 市川はチョップ連打からスクールボーイで丸め込むも、軽くかわされる。棚橋は再度張り手をかますも、これはなんとかクリア。市川は場外ダイブを狙うも、あっけなく自爆。リングに戻ると、棚橋は足攻めもエスケープ。市川はロープ渡りで棚橋に歩き方を指南も、棚橋が走って股間を痛打。棚橋が低空ドロップキック、ドラゴンスクリューと非情の攻めも、市川はカンチョー。 効かないと見るや、スクリューカンチョー、619、ラ・マヒストラルと流れる攻めも、棚橋は余裕で返す。市川がブレーンバスター狙いも、棚橋がツイスト・アンド・シャウト3連発からスリングブレイド。そしてハイフライフロー狙いも、市川は足にしがみついて阻止。ここでセコンド陣から「食らっとけ!」とのコール。大の字になった市川はハイフライフローを食ってごう沈した。 棚橋は「市川さん、26年間お疲れさまでした。僕と市川さんは同じ岐阜県出身で、岐阜出身のレスラーがいるな、変わってるな。おもしれぇなって思ってました。僕がデビューして25年、市川さんが26年。こうしてリングで出会えた奇跡に感謝してます。26年間、プロレスを盛り上げてくれてありがとうございました。これからも続いていく後輩たちの活躍、ぜひ力を貸してやってください。本当にお疲れさまでした」と市川に贈る言葉。 引退セレモニーに移り、師匠ウルティモ・ドラゴンから花束贈呈。校長は市川が入校当初ストロングスタイルのレスラーを目指していたことを明かし、「市川というキャラクター、自分が与えたわけです。本人は戸惑ったと思うんです。ストロングスタイルを目指している若者ですよ。いきなりお笑いですよ。だけど市川は一生懸命頑張って一時代を築いた。おまえこそホンモノの男だ。最後に一言、お疲れさんとは言いたくない。市川、ありがとう!」とねぎらった。 市川は「26年間、ありがとうございました。僕も一人ではこんな26年も頑張れなかったです。だけど、周りの人たちがいて、校長がいて、支えてくれるファンの皆さまがいたからやってこれました。レスラー引退しますけど、市川寛二としてまたお会いすることもあると思います。そのときは笑顔で楽しくお会いしましょう。26年間ありがとうございました」と最後のあいさつ。 改めて、10カウントゴングが鳴らされ、ドラゴンゲートの仲間たちの手で胴上げされ、お約束で落とされてリングを降りた。
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