映画「はたらく細胞」、白血球vs異常細胞のバトル&メイキング映像
公開から3日間で動員61万1,000人、興行収入8億4,400万円を記録する好スタートを切った映画「はたらく細胞」より、佐藤健演じる白血球(好中球)とSEKAI NO OWARIのFukase演じる異常細胞によるバトルシーンを収めた本編映像やメイキング、アフタートークなどを収めた特別映像が公開された。 【画像】(C)清水茜/講談社 (C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社 (C)2024映画「はたらく細胞」製作委員会 12月13日に公開を迎えた今作は、13日~15日の初週3日間で動員・興収ともに初登場1位を獲得。オープニングの興収成績としては「キングダム 大将軍の期間」「ラストマイル」に次ぐ2024年公開の実写邦画作品第3位で、最終興収50億円も視野に入る好スタートを切った。 「笑って、泣けて、タメになる」映画として幅広い世代が鑑賞している本作で、とくに話題を集めているのが主人公のひとり、白血球(好中球)を演じる佐藤と、はたらく細胞たちの最大の敵となる異常細胞を演じるFukaseによるバトルシーン。 SNSでは「実写はたらく細胞のアクションがすごいことになってる」「佐藤健さんはもちろんだけどFukaseさんのアクションも見応えありました」「佐藤健とFukaseの怒りと悲しみに満ちたバトルシーンはマジで鳥肌立った。」など、二人のバトルアクションに熱狂する声が多数上がっている。 赤血球(永野芽郁)や白血球ら細胞たちが日夜“はたらく”、高校生・漆崎日胡(芦田愛菜)の体内。体外からの侵入を狙う細菌たちのほか、ついには細胞たちの前に最大の脅威となる“異常細胞”が出現。白血球を「お兄ちゃん」と呼び、同じく真っ白な姿をしているが、その頬には不気味な血管のような模様が走り、禍々しいオーラを放っている。 「かっこいい白血球になりたかったのに……!」と悲痛な叫びを上げるこの細胞は一体何者なのか? 細胞たちの「体内史上最大の戦い」が幕を開ける。 公開された特別映像では、絶叫しながら猛スピードで突撃し、白血球の攻撃を大跳躍でかわしながら反撃に転じるなど、戦闘力の高さを見せつける異常細胞のシーン映像も。この超絶アクションを披露したFukaseは、「人生史上最も速く動きました」と振り返り、対する佐藤も「すごく速く動いてたよ」と絶賛。 佐藤が今作のアクションにかける熱意には並々ならぬものがあり、自ら『るろうに剣心』シリーズの大内貴仁に声をかけ、大内をアクション監督として共にアクションを作り上げていったほど。目指したのは「細胞ならではのアクション」だといい、「普通の人間同士が戦うアクションをこの作品でやってもしょうがないと思っていたので、みんなでアイディアを出し合って、人体の中だからこそ表現できることをアクションシーンに詰め込みました」とこだわりを明かしている。 映像にはワイヤーを駆使した本格的なアクションメイキングの数々も登場し、佐藤とFukaseが全力でアクションに挑んでいたことが確認できる。 撮影現場では、佐藤がアクションの先輩として「もっと(全力)で来ていい」と声をかけ、思わずFukaseが「もっといっちゃっていいの!?」と聞き返すやりとりも。最初は戸惑っていたFukaseも佐藤の熱意に押され、最終的には「出来たんじゃないかな」と手応えを感じていた様子が伺える。 なかでも佐藤が見どころとして挙げているのが、異常細胞が白血球の首を絞めるシーン。「『全然遠慮しないで』っていう話をして、本当に僕がただただ首を絞められている10秒ぐらいがあるので、そこは注目して見て欲しいですね」と自信をのぞかせた。 また、異常細胞というキャラクターについて、演じたFukaseは「根っからの悪ではなく、自分の運命によって変わってしまった役だったので、悪役を演じるっていう気持ちは無くすようにしていた」と役作りについても言及。 そんな異常細胞と真正面から対峙することになる白血球を演じた佐藤は、同情の気持ちがありつつも、白血球の仕事として倒さなければならないという葛藤について語り、「でも、派手なアクションの中に人間ドラマというか感情のやりとりがちゃんと映っているし、伝わる仕上がりになっていたのでそれはすごく嬉しかったですね」と感慨深げにコメントしている。
AV Watch,酒井隆文