洗濯にお風呂の「残り湯」は本当に節約になる?「すすぎ」に使うのはNGなの? 節約効果と注意点を解説
物価高騰が続く今、さまざまな節約術を活用している人は多いでしょう。節約術のひとつが、洗濯でお風呂の水の使用です。一方で、どれくらいの節約になっているのか認識できていない人も多いでしょう。 本記事では、毎回の洗濯で節約のためにお風呂の水を使うと節約できる金額について解説します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
お風呂に水を1回ためるのに必要な水量と金額
水道代は、全国平均で1リットルあたり0.2円です。また、1ヶ月あたりの水道料金は全国平均で約3300円です。 日本の一般的な浴槽には200リットル程度の水がためられます。家庭によっては、180リットルや160リットル程度にとどめているケースもあるかもしれません。 毎日、200リットルのお湯を張ると年間7万3000リットルが必要です。 1回のお湯張り 200リットル×1年 365日=年間の水量7万3000リットル 200リットルの場合、一度のお湯張りで水道代は40円かかります。毎日お湯張りをするのであれば、年間1万4600円です。追いだき機能を活用する場合、2日に1度のお湯張りと考えると7300円です。 ●1回のお湯張り 200リットル×1リットルあたりの水道料金 0.2円=1度のお湯張りにかかる水道料金 40円 ●1度のお湯張りにかかる水道料金 40円×1年 365日=年間のお湯張りかかる水道料金 1万4600円
1回の洗濯に必要な水量と金額
大阪市水道局の資料によると、全自動洗濯機1回分の平均水量は98リットルと公表されています。したがって、1回の洗濯にかかる水道代は約20円です。 洗濯1回あたりの水量 98リットル×1リットルあたりの水道料金 0.2円=洗濯1回あたりの水道料金 19.6円
4人家族で1日に1回洗濯する場合の年間節約額
今回は4人家族で毎日洗濯する場合の年間節約額を紹介します。4人家族の場合、洗濯回数は1日に1回少なくとも2日に1回が一般的です。 1年 365日×洗濯1回 約20円=年間節約額 約7300円 したがって、毎日お風呂の水を洗濯に使用すると、年間で約7300円の節約になります。