日産が12月投入、商用バン「NV200バネット」車中泊仕様の全容
日産自動車は1日、商用バン「NV200バネット」をベースとした車中泊仕様車「NV200バネット マイルーム」を設定し、12月に発売すると発表した。コンパクトなサイズで日常使いもできる。部屋ごと自然の中に持ち込んでリラックスができる新たな車中泊モデルを提案する。消費税込みの価格は464万3100円から。2024年度に200台の販売を見込む。 【写真】「NV200バネット マイルーム」の室内 2列目の「2in1シート」は用途に合わせて簡単にシートをアレンジできる。乗車移動時には程良い硬さで乗り心地を追求。駐車時は後部座席側に反転させ柔らかなソファのような座り心地を提供する。 内装は木目調を多用し、2in1シートと平置きベッドには質感の高いヘリンボーン生地を使用。シンプルで自然な雰囲気を持たせながら高級感を演出した。外装は黒を基調とした部品で印象を引き締めた。電気自動車(EV)「リーフ」の電池を再利用して開発したポータブルバッテリーで給電可能。車内の交流(AC)100ボルトのコンセントを利用できる。 NV200バネット マイルームは商用バンベースの「キャラバン マイルーム」に続くモデルとなる。キャンピングカーの生産台数はコロナ禍後も増加。NV200バネットクラスの車両でも車中泊仕様のカスタマイズ車が増えているという。