「パッケージ」がとにかくかわいい!日本を超える魚大国で人気の「ポップすぎる」イワシ缶、味はもちろん、SNSで映える「缶詰レシピ」も
いろいろと買い込んで試食したなかで、筆者がおすすめしたいのは「バカリャウとひよこ豆のオリーブオイル漬け」。365以上あるというバカリャウ料理でも定番中の定番です。レタスやきゅうりなどと合わせてサラダにしてもいいですが、このままおつまみとして食べても高レベル。さわやかな白ワインにもぴったりです。 さらに、ちょっとした工夫でおしゃれな「アレンジレシピ」が楽しめるのも、缶詰人気が高まっている理由の1つといえます。
■アレンジレシピを楽しもう! ポルトガルでは、缶詰メーカーはもちろん、インフルエンサーや有名シェフたちも、こぞって自宅で楽しむ魚介缶を使った時短レシピをSNSなどで紹介しています。その1つ、人気のイワシ缶アレンジレシピ「オイルサーディンのタルティーヌ」を紹介しましょう。 タルティーヌとは、スライスしたパンにいろいろな具材をのせたフランス式オープンサンドイッチのこと。ポルトガルでは、パンにイワシを挟んだだけのサンドイッチが庶民の軽食として浸透していますが、イワシ缶のタルティーヌは簡単で安価なのにもかかわらず、洒落た印象を狙える一品です。
ライ麦や全粒粉などの重めのパンの上に、チーズやアボカドなどクリーミーな材料を敷き、オイルサーディンとトマト、きゅうり、玉ねぎなどさっぱりとした野菜を載せて、ハーブやスパイス、レモンなどで味を引き立てます。 早速、家にある材料で作ってみました。 パンにリコッタチーズを塗り、オイルサーディンを載せたら、その上にミックスピクルス瓶に入っていたカリフラワー、パールオニオン、にんじん、レッドペッパー、ザワークラウト(ドイツのキャベツの酢漬け)、ガリ(生姜の甘酢漬け)、セロリ、焼いたししとう、パクチーなどを適当に重ねました。
食べてみると、さっぱりとした酢漬が利いていて、おいしい! 特にザワークラウトとパクチーが抜群に合います。フレッシュなポルトガルの緑のワインやハイボールがほしくなりました。 タルティーヌのおいしさに気をよくして、もう1つ温かいメニューにも挑戦してみます。 参考にしたレシピは、缶詰メーカー「ボン・ペチスコ」のオフィシャルサイトに掲載されていた「トマトとケージョ・ダ・イリャ(地元のハードチーズ)のおつまみ」。