「パッケージ」がとにかくかわいい!日本を超える魚大国で人気の「ポップすぎる」イワシ缶、味はもちろん、SNSで映える「缶詰レシピ」も
「伝えたいのは、ポルトガルが誇る魚介缶詰の歴史や伝統、情熱などのストーリーですが、消費者は常に心の琴線に触れる新しい体験を求めています。だからこそ、私たちのブランドもこれまでの缶詰のイメージを払拭するような、ポップでカラフルなものにしているのです」と、こだわりの理由を説明してくれました。 ニューヨークのタイムズスクエアにも出店を果たすなど、注目の高さを鑑みると、その戦略は大成功のようです。 ■健康志向で現代人の生活にマッチ
見た目のかわいさで再注目された魚介缶詰ですが、同時に栄養価の高さや利便性も、健康志向で忙しい現代人の生活にぴったりだと改めて見直されています。 確かに、イワシ缶やサバ缶にはファストフードなどでは摂りにくいDHAやEPA、ミネラルやビタミンが豊富に含まれています。 常温で日持ちするうえ、そのまま食べられて、持ち運びも簡単。ほとんどが食べ切りサイズであることもうれしいポイントです。しかも値段は比較的手頃で、1ユーロ(約166円。2024年5月現在)以下で購入できるものもあります。
ストックしておけば、すぐにヘルシーな食事になりますし、また、ピクニックなどアウトドアのお供にもぴったりです。 見た目や利便性もですが、やっぱり味も大事。そういう意味では、ポルトガルの魚介缶詰は近年、中身も進化しています。 一昔前までは魚介缶詰というとイワシを単にオリーブオイルに漬け込んだだけの「オイルサーディン缶」が主流でした。しかし今は、オイルの品質や味付けなどにも一工夫し、そのまま料理として楽しめるものが続々登場しています。「缶つま」などが人気の日本と状況が似ているかもしれませんね。
■スーパーを覗いてみましょう では、この辺でスーパーを覗いてみましょう。 大型スーパーでは、棚1列すべてが魚介缶詰で埋め尽くされていることも珍しくありません。イワシ、タラ、サバ、ツナ、サケ、タコ、イカ、ムール貝、ホタテ、エイ、タラコ……など、さまざまな魚介缶詰が並んでおり、そのフレーバーもさまざまです。 さらに、ツナとケイパー、ツナと黒目豆、バカリャウとひよこ豆など、魚介+αの商品もあり、また各種パテも揃っています。