現役教師が語る子どもの言葉の魅力
子どもの素敵なコトバは積極的にメモする!
今回は連載も5回目という節目の回なので、ちょっと変わった趣向でお届けしますね。 今回は、「子どもたちの教室コトバ」と「教師の教室コトバ」のセットです。面白そうでしょう? 私の現在のクラスの子どもたちのコトバ、ツブヤキを授業記録から取り上げて、エピソード的に紹介してみようと思います。読めば、きっと現場で教師として活躍したくなる気持ちがより高まるのではないかな! さて、まず現場に出たら、子どもたちの「コトバ」は積極的に拾った方がいいよ。 それも【素敵なコトバ】を。素敵なコトバなら心があたたかくなるから、続けられる。 私は新任のときからずっと、子どもたちの素敵なコトバや、ツブヤキをメモし続けています。それを約25年ほど続けてきて、たまったメモ帳は250冊以上になりました。 メモを続けてきてわかったことがあります。それは、子どもたちのツブヤキをメモし続けると、向こうからツブヤキが自分の耳に飛び込んでくるようになる、ということ。
「子供の目線に立つ」とは?
さて、皆さんは教師になったらきっと次のようなことを言われると思います。 「子どもの目線になって」 「子どもたちの目線で考えなさい」 私もよく言われました。しかし、一体どうしたらそれができるのか。そこまではなかなか教えてもらえません。しかし私はその「どうしたら」の部分の解を私なりに見つけました。それが、「メモすること」です。メモをしながら、子どもたちの素敵な発言、ツブヤキが入ってくるようになり、それが子どもの目線に立つことに繋がっている、と今だから言えます。ぜひやってみてください。 さて、前置きが長くなってしまいましたね。 実際の「子どものコトバ」にいってみましょう。メモしたのは子どもが発した「話し合いを推進するコトバ」です。あ、それと二度美味しい構成として、子どものコトバに続けて、教師がどういうコトバを発したかも一緒に紹介しますね。