久々の予選落ちは「しょうがない」 竹田麗央は新1Wを手に巻き返しへ
◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 事前(24日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72) 【画像】猛虎をバックに勝みなみ 前週「マスターズGCレディース」での予選落ちは、「しょうがないと思って、切り替えました」と竹田麗央はきっぱりと話した。今季27試合でトップ10を逃したのは8度だけ。メルセデスランキング1位の心は、そう簡単にはくじけない。 今季決勝ラウンドを回れなかったのは開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」、5月「RKB×三井松島レディス」、首位と1打差4位で予選通過した後に棄権した6月「サントリーレディス」に続いて4度目。「あまり予選落ちとかは、考えていなかった」とホールアウト後は悔しさに涙を流したが、土曜日は会場で練習に打ち込み、月曜は東京ドームでプロ野球セリーグのクライマックスシリーズ「巨人―DeNA」を観戦して気分転換も完了。「自分のゴルフに集中できればいい」と気持ちはしっかり切り替えた。 今週はテストしてきたスリクソンの新ドライバー「ZXi LS」も投入予定。「練習場で球が良かった。今週変えてみようかなと思っているので、そのへんも楽しみ」と巻き返しに一役買ってくれそうだ。
シーズンも残り5試合となり、メルセデスランキング2位の山下美夢有とは475.4pt差。年間女王に向けても正念場となる。今季の予選落ち2試合、棄権1試合の翌週3試合は「明治安田レディス」5位、「ニチレイレディス」4位、「ブリヂストンレディス」優勝とトップ5を外さず、好成績を残した。「あした試合でラウンドしてみて、少しずつ順位を上げていけたら」と、4度目の“再出発”でも上位を争う準備はできている。(埼玉県飯能市/谷口愛純)