トルコ、シリア全面支援を表明 外相が訪問、国際社会の関与訴え
【イスタンブール時事】トルコのフィダン外相が22日、シリアの首都ダマスカスを訪問し、シリア暫定政府を主導する旧反体制派の主力「シャーム解放機構」(HTS)の指導者ジャウラニ氏と会談した。 フィダン氏は会談後、政権移行への全面的な支援を表明。ジャウラニ氏は「旧政権の崩壊に伴い、抑圧された市民が罰せられてはならない」と述べ、アサド政権下で科された経済制裁の解除を改めて国際社会に訴えた。 アサド政権崩壊後、シリアを訪れてジャウラニ氏と公式に会談した外相は初めて。ジャウラニ氏はネクタイとスーツ姿で共同記者会見に出席。国際的に懸念が残るイスラム過激派という印象の払拭を図り、穏健路線への転換を強くアピールした。